さくらと会話へ (メッセージ7)

母が亡くなり、家の中でさくらと私だけの暮らしが始まった。寂しいかと聞かれることが多かったが、寂しいと思う暇もなかった。それに母がいない、という事実は私だけではなくさくらにとっても同じだ。だからさくらが寂しくないよう、一人にならないよう、常に行動を共にするようにしていた。今思えばさくらを頼りにしていたのかもしれない。

「さくらがいるから」

「さくらのために」

と、明らかに自分の都合でさくらの事を考える自分に気付く。でも、それがその時の自分にとって精一杯であったように思う。

 

 

これはさくらを留守番させるつもりが、ドアから顔を出す姿を見てやはりおいていけないと、連れて行った日の事だ。車のドアミラーのあるところの段差の部分に足をのせ顔を窓の外に出すのがいつもの体勢であったが足をばたつかせて落ち着きがない。何度注意してもバタバタする。車の運転中は動かないようにしつけがしてあるが、全く言う事を聞かずさくらを叱った。

「どうして言う事を聞けないの。これからは私とさくらと二人だけの生活なんだよ。お互いに協力し合っていかないといけないの。今までみたいにわがままを聞いてあげられなくなるかもしれないんだから、少しは我慢することを覚えて」

と説教までした。

助手席の端っこでちいさくなるさくらをみて私は落ち込んだ。どうしてこんなに叱ってしまったんだろう。自分の中に消化しきれないストレスがたまっていることにも気づいた。さくらにひたすら謝った。

「ごめん。叱りすぎたよね。謝るから、これから仲良くやっていこうね。私達二人だけで不自由かけるけど許して。一生懸命頑張るから」

と謝って抱きしめた。最近のさくらにも書いた通り元気がなく、そんなさくらを責める自分が情けなかった。

 

 

その日の夕方、半身不随の症状が起き、夜中に痙攣をおこした。あの時のことは信じられないことがに書いた通りだ。それからさくらの闘病が始まった。私はもうひとつさくらに謝罪しなくてはいけないことをした。それは謝罪に書いているためここでは詳細は省く。

さくらの闘病が終わった時、私は文字通り抜け殻のようになった。さくらを叱ったことはもちろん、浮かんでくることは後悔と懺悔だ。1週間ほど涙さえ出なかった。

気付けばひたすらボーっとして座り、意識はあるはずなのにここにいない、と言えばいいのか表現するのが難しいが自分の中に意識があるのかどうかさえ分からない状況が続いた。その時ふと、さくらに謝ろうと思ったのである。もちろん、スピリチュアル・リーディングを通して。そこでTさんに再度お願いすることにした。

ペットのリーディングは可能かと聞くと、動物たちの方が人間より純粋であるため通信しやすいとのことだった。迷わなかった。

 

 

今日の一枚。

さくらは私をめがけこんな風に走ってくる。私はカメラを構え穏やかで平和で幸せな表情をしている。

さくら

 

まとめて読む

コメント

tyky2611 (未認証ユーザー)

今行くよ~””て言いながら走ってくる様子がよくわかりますね。

助手席での事は後になって分かった事ですから。。。

その時のさくらちゃんは体調が悪くなっていたのでしょうね。
何時もの自分なら出来る行動が出来なくて
戸惑っていたのでしょうね。

二人で何とか暮らして行かなくてはいけないと言っている
ママの言葉理解していたと思います。

sakura-mama

こんな顔して走ってこられると、抱きしめたくなります (笑)

 

ありがとうございます。そう言って頂けると心の中のつかえが取れてきた気がします。

具合が悪かったことを気付かなかったのは母に対しても同じですが、後になると判るっていうのは、後悔のタネになってしまいますよね。

 

でも、さくらが私の言葉を理解してくれているって、そう思ってもらえるだけでなんだか嬉しい・・・・

ページ

コメントを追加

Plain text

  • 使用できるHTMLタグ: <a> <img> <em> <strong> <cite> <blockquote> <code> <ul> <ol> <li> <dl> <dt> <dd>
  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
画像
ファイルは 1000 MB 以下のサイズでなければなりません。
利用可能な拡張子: png gif jpg jpeg
CAPTCHA
コメントをされる方は以下にチェックをお願いします。