その後の経験5

なんとか日常の生活に支障なくなり、愛犬たちとの散歩も楽しめるようになったが、後遺症がとてもひどく時に起きていられないほどになる日もあった。そんな矢先に父が病に倒れる。続いて恭平も病に倒れる。

父が病に倒れてからの1年は癌と闘う父の記録に掲載している。このサイトは本当は恭平と出会って愛犬バカの出来上がる工程を書き記しているつもりであったが、途中から父の闘病の記録を記載するようになりそれがこのサイトになった。だから、早い話が事故から立ち直り普通の生活ができるようになり、3匹と楽しんでいる様子をサイトにした矢先に闘病記を書くことになったのだった。

 

闘病記にも書いたのだが、恭平が亡くなった時にセレモニーホールで葬儀をした。その時に、ホールの係の女性がいわゆる霊感のある人だった。自宅に神様が祀ってあり、そこで相談者たちの相談にのったりしているという。公園のおばあさんの家と同じような感じではないかと思う。

葬儀の後、このセレモニーホールの女性が私にいくつかのお話をしてくれた。

「恭平を命の次と言えるほどに可愛がっていると判る。

恭平という名前にも愛情が込められた響きを感じる。

あなたと恭平の絆の深さは想像以上に強い。

あなたがここへ来たのも恭平があなたの寂しさを癒やしてくれるようにするためだった。」

と。実は随分前にこのセレモニーホールでの出来事をあの時の真実として書いている。そこに書いた不思議な出来事は、今振り返れば私にとっては必要な出来事だったと判る。とにかく、このセレモニーホールの女性が私に「あなたにも何かしらの力がある」と言う。おもかる石が反応するのもその何かしらの力のせいだ、何も力のない人は反応しないのだから。。。と教えてくれた。が、私はその言葉を理解できずスルーした。

 

が、しかし、なんと、いやらしいことに、その言葉を思い出させる出来事が起きる。

 

 

家の近くに病気や痛い部分を直してくれると言われている石がある。お薬師さんと呼ばれ親しまれている神社が近所にあるが、その石はその神社のお地蔵さんの膝の上に置かれている。そこには弘法さんも祀られていて毎月弘法さんの命日に近所の人たちがお接待という行事を行っている。母もお接待をする一人であった。ちなみにお接待というのは、弘法さんの命日にお寺などの参拝者にお菓子などを出してもてなすという行事らしい。私もあまり詳しくないが、母がお接待から帰るとお菓子を沢山ぶら下げていたのを思い出す。昨年11月が母の最期のお接待だった。

 

その神社は昼間は近所の人たちの集まる場所になっていたし、私は3匹の散歩の時にも立ち寄ることはほとんどなかった。ある日母が後遺症で苦しい思いをしている私に

「お薬師さんへ行って石を当てて来い」

と言った。悪いところを治してくださいとお願いをしながら石を痛いところに充ててなぜるんだそうだ。以外にも知っている人が多く、熱心にお願いに来る人の病気を治してくれたというのだ。近所の人たちもあそこが痛い、ここも痛いと言いながら「お願いです。治してください」と言いながら石で患部をさすってくるという。

早速出かけてみた。

「どうかこの後遺症が治りますように」

とお願いをして石を患部に当てるため、持ち上げた。

 

 

 

持ち上がらない。大きさは手のひらに握れるぐらいの直径で長さは手のひらの横幅より10センチほど大きいぐらいの程度だ。ペットボトルの500mlより一回り小さいぐらいだろうか。なのに、持ち上がらない。両手で必死に持ち上げるも無理だ。

どうした? しばし呆然・・・・・・

再度挑戦。

「どうかこの後遺症が治りますように」

どうした? しばし呆然・・・・・・

 

家に帰り母に事実を伝えると、それはありえない。誰でも持ち上がる大きさだ、と言う。そんなこと言われなくても見たらわかる。

その後、再度挑戦するが持ち上がらない。まさか、これっておもかる石?

が、誰に聞いても「持ち上がる」というらしい。ていうか、持ち上がらないとさすれないんですけど・・・・・

何度か葛藤するもさすることができない。あきらめかけたのだが、もしおもかる石だとするなら願い方を変え、その願いがかなうならば持ち上がるはず、と気付いた。

「お願いがあります。今より少しでも良くなりますように」

と言葉を変えて持ち上げてみた。こんなに軽いのかと言うほど軽い。つまり石は”完全には治らないが、少しでも良くなる”と言っているのだ。ともかく私の言葉に反応してくれたのだ。

 

あの時、私はスルーしたセレモニーホールの方が私に言った事を思い出した。どんな理由があるのか、深い意味があるのか、どうしてなのかは分からない。でも、思い出す必要があったのかもしれない、と感じたのだ。その意味をセレモニーホールの方に聞いたらわかるかもしれないと思い連絡を取ってみた。セレモニーホールは退社されていた。個人的に連絡を聞いていたのだが電話番号が変えられ、勤務先も辞められ、連絡が取れない。電話帳、市役所などで探したが見つからない。とうとう、この方とは会うことはなかった。

 

それから何度か足を運びこの石にお願いをお願いしているが私にとっては完全な”おもかる石”状態である。多くの人に対するものとは違う反応を私に見せてくれる石だが、あの時公園のおばあさんに出会っていなかったら私はこの石の反応を拒否していただろう。もちろんしゃべることはできないが、それでもあの時初めておばあさんに会った時の衝撃を自分の中に少しだけ見た。

 

 

以上、公園のおばあさんとの出会いからおもかる石を通して経験した不思議な出来事はこれで終わりです。自分で予想しているより長いものになりましたが、お付き合いくださった方。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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